バクチオール

バクチオールとは

バクチオールは、オランダビユというマメ科の植物の種子から抽出される成分です。
エイジングケア成分として有名なレチノールと同様の効果を持つバクチオールは、「次世代レチノール」として米国を中心に注目を集めています。
レチノールは比較的即効性が高いといわれている成分ではありますが、その反面、肌への刺激が強く使用する人を選ぶ成分です。また、紫外線に弱く日中にすることができません。
バクチオールは肌への負担が少なく、紫外線にも強いため日中の使用も可能です。敏感肌の方も使える自然由来の成分として、アメリカで現在流行しています。

レチノールとバクチオールの比較

バクチオールの効果

バクチオールの肌に対する効果はレチノールと非常によく似ています。
具体的には以下のスキンケア効果が期待できます。

ハリ・シワを整える: バクチオールはレチノールと同じく、肌の新陳代謝（ターンオーバー）を促進する働きを持っています。ターンオーバーが正常に行われることで、乾燥をやわらげ、小ジワの予防や改善が期待できます。
また、バクチオールは、皮膚の真皮にある線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進する効果があると言われています。使い続けることで肌がふっくらとし、うるおいとハリを与え、真皮にできた深いシワや肌のたるみを改善する効果も期待できます。

シミの予防と色素沈着の抑制: バクチオールによってターンオーバーが促進されることで、シミや色素沈着の原因であるメラニンの排泄も促進され、シミやニキビ跡を薄くする効果が期待できます。また、新たなメラニンの生成に関わる酵素を抑制する働きもあるため、予防と改善どちらにもアプローチできると期待されています。

毛穴の炎症やニキビの抑制: バクチオールには、抗炎症作用、抗菌作用、抗酸化作用があるため、毛穴の炎症やニキビを沈静化する効果があるとされています。
また肌のターンオーバーが活性化することで、毛穴詰まりを無くしニキビを予防する効果が期待できます。